クラメンツ商會「シチリアトウヘンカブトエビ」。
おしゃれが大好きなPipi(ピピ)と、相棒のGigi(ギギ)。
Pipiの街は、ハロウィンが一年で最後の大きなイベント。
街はお祭り騒ぎになります。
ハロウィンが終わると、寒い寒い冬の始まり。
クリスマスも街はひっそりお休みになります。
毎年、Pipiのお家では、パーティーが行われ、今はその買い出しで大忙し。
Pipiの口癖は、「špeciálna! (スペシャル!)」。
今日も相棒Gigiに乗り、審美眼に適うアイテムを探しに行きます。
PipiとGigiの集めた特別なお品たちに、ぜひ会いにいらしてください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
SipkaのマスコットキャラクターPipiと相棒のGigiが
ハロウィンとクリスマスのパーティの為、
スペシャルなアイテムを探す企画展「Pipi’s Špeciálna Room」。
Sipkaブログでは、展示用新作アイテムたちを紹介中です。
今回は、クラメンツ商會の新作
【シチリアトウヘンカブトエビ】を紹介致します。
架空の博物学者、クーゲル・クラメンツ。
19世紀の前半、医師の子として生まれた彼は、医学を学びながらも、
幼い頃より、博物学に興味を持ち、自然界の珍奇なる物品を蒐集した。
青年時代、遠洋航海の機会に恵まれるという理由から、海軍軍医となり、
各地を訪れ、様々な形で研究材料と称した珍奇コレクションを充実させていく。
やがて、そのコレクションを基盤とした研究と販売を目的とした
「クラメンツ商會」を設立したものの、
程なくして彼はこの世を去ってしまった。
それと共に消滅してしまった「クラメンツ商會」ではあったが、
1世紀以上が過ぎた現代、彼の住居跡から遺された遺品が大量に発見され、
かつてのクラメンツコレクションが大量に残されている事が判明した・・・
架空の博物学者、クーゲル・クラメンツ氏の蒐集品の数々を
標本をイメージしたオブジェと対応する図譜で表現する
「クラメンツ商會」の作品たち。
作品の背景となる、奇妙な標本たちの生態や、時代背景考証も相まって
博物学的な魅力溢れるものとなっています。
「シチリアトウヘンカブトエビ」と題されたオブジェ。
クラメンツ商會の蒐集品のひとつ、
シチリア海の海底に生息する、
陶器のような甲羅を持つカブトエビの一種を表現した作品です。
「シチリアトウヘンカブトエビ」
シチリア島 周辺の深海に住み、この近辺で難破し
その積荷であった陶器片が散らばる場所を住処としていた為に
甲羅部分が偽装の役割を果たす、陶片状に進化した海洋性のカブトエビ。
甲羅の柄.及び、形は全く同じものがなく、
各自 微妙な個体差が見られる。
本標本はクラメンツが自ら 採集した物である事が 彼の日誌からわかっている。
作品には、クーゲル・クラメンツ氏が
「シチリアトウヘンカブトエビ」を
研究する際に描かれた「シチリアトウヘンカブトエビ」
の採集時の記録と生態が描かれた図譜が付属します。
※標本は台座に固定されていませんので
ご自由な配置で飾って頂けます。
標本本体 縦:約21㎝。横:約10㎝。
木製台座 縦:約25㎝。横:15㎝。
「Pipi's Špeciálna Room」
2017年10月2日(月)〜12月28日(木)
愛知県名古屋市中区大須二丁目14番地3号エビスビル2F
※地下鉄鶴舞線 大須観音駅 1.2番出口より徒歩5分
|