Sipka(シプカ)は「すべてのものには物語がある」をコンセプトに
身につける人が物語を感じるような アクセサリーをセレクトしたショップです。
作家が作品に込めた想いは ギャラリーのような店内で丁寧に紐解かれ、
手に取った人が自由な発想で装う事で 「物語」となり循環してゆきます。
作り手が託した幾つもの物語とともに、不思議なアクセサリーとの出会いがあなたを待っています。

 植田明志「よそのこ」。

植田明志のオブジェ「よそのこ」


 


 


10月より開催してきた植田明志個展「虹の跡」は


11月16日を以て好評のうちに幕を閉じました。


Sipkaブログでは引き続き、作品とその物語を紹介していきます。


今回は個展のイメージキャラクターでもある「ぽーぽー」たちと


共通の物語世界を持つ小作品「よそのこ」を紹介致します。


 


 


 


 


植田明志のオブジェ「よそのこ」 


植田明志「よそのこ」


 


「虹の跡」の物語の舞台である、記憶が降り積もって出来た山。


その山に棲む、妖精のような不思議な存在であり、


記憶の案内人であるキャラクター「ポーポー」。


「よそのこ」は「ポーポー」になれなかった存在です。


 


 


植田明志のオブジェ「よそのこ」


 


鮮やかな色合いのポーポーたちに対して、


深い夜の闇を纏ったかのような「よそのこ」。


その身体は黒い体毛に覆われており、


尻尾が変化した乗り物のようなものにまたがっています。


 


 


 


 


 


 


植田明志のオブジェ「よそのこ」 


 


『よそのこ』


 


ぽてぽてと音を立てて、


きょろきょろと注意深く頭から生えた角を動かしながら、


よそのこは歩いていた。


 


なんでも、探しているものがあるらしい。


その角はレーダーの役目をしているようだった。


 


 


子どものころ、よく「よそのこと遊んだらいけない。」と、


親にきつく言われてきた僕は、


大人になった今ならいいだろうと、よそのこを持ち上げようとした。


すると、角を少しだけ大きく出し、威嚇してきたが、


すんなりとつままれて持ち上げられてしまった。


 


 


 


植田明志のオブジェ「よそのこ」 


 


 


大きさはすっぽりと手に収まるくらいで、


じーっと僕の顔を見ているのだった。


尻尾から生えた手足をぱたぱたと動かし、先端を点滅させた。


 


 


よそのこは、何かがあった証を探しているようだった。


 


 


でもきっと僕が手伝ってあげては意味がないのだろう。


彼に見合うものがあるのだろう。


僕はそっとよそのこを押入れのドアの隅へと置いた。


 


 


 


植田明志のオブジェ「よそのこ」 


 


よそのこは30秒ほど止まったままでいると、


何かを思い出したように押入れの奥へと駆けていった。


 


 


明日になったら、そっと押入れを覗いてやろう。


気づかれないようにさ。


 


 


 


 


 


 


 

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