「虹の跡」
もうしばらく、虹を見ていない。
雨が降れば、外には出なくなったし、
コンクリートに滲みた雨の匂いも嗅がなくなった。
少しだけカーテンを開けると、
遠くで夕焼けが世界を焼き尽くしているのが見えた。
時間が、ごめんねと言いながら僕を通り過ぎていった。
「記憶」を媒体とした空間造形から、
ある種のノスタルジーを感じさせる世界を表現する
造形作家 植田明志(うえだあきし)。
2014年開催の個展「遠すぎるパレード」から
約2年振りとなる「虹の跡」が本日より開催中です。
散りばめられた様々な痕跡を辿るように、
記憶の情景を感じさせる作品たちを是非ご覧下さい。
植田明志 個展「虹の跡」
2016年10月3日(月)〜11月16日(日)
愛知県名古屋市中区大須二丁目14番地3号エビスビル2F
※地下鉄鶴舞線 大須観音駅 1.2番出口より徒歩5分
|