eerie-eery「転送錬金天秤」と「シャムぶくろさん」
ある日しがない物書きは 謎の老人から奇異な依頼を受ける。
依頼の内容は、その昔『命の生成と継続について』
という実験を行っていたとされる施設へ行き、
そこに残された機械達を物書きが執筆する
本の中で紹介して欲しいというものであった。
施設の名前は『アストマルシカ』
暗号を解き施設に辿り着くと、物書きはそこに隠された秘密に驚く事となる。
なんと残された機械達は皆命を宿し生きていたのだ。
好評開催中のeerie-eery個展「桃源の実験室 アストマルシカの記録」。
Sipkaブログでは実験施設アストマルシカで生まれた
ユニークな生きた機械たちを随時紹介していきます。
「転送錬金天秤」
天秤の皿の部分に材料を載せると、
雷の力で隣の鳥籠に体が生成されながら転送される。
土台となる水槽には水が張ってあり、魔法陣が画かれている。
材料には鳥の羽根、新生児の脂肪、夕焼けを解いた糸、インク等が用いられる。
魔法陣はeerie自身がまじないをかけつつ描いた独自のもの。
「桃源の実験室 アストマルシカの記録」の物語のテーマである
「あらゆるものが関係して今の自分を構築している」
→「生きているという事は色んなものと関係していく、繋がっていく」
という事を意識し、縄や蔦のような意匠が施されています。
天秤の皿部分には少しスペースが空いているので
指輪など小さな物を置いて錬金術の儀式に参加出来ます。
「シャムぶくろさん」と題されたオブジェ作品。
ずたぶくろのような身体から伸びた2本の首。
ボーダーの靴下を履いたような脚部は
膝部分が若干可動します。
以前に紹介した「ずたぶくろさん」と同様に
今展示では少ないスタンダードな人形タイプの作品です。
「シャムぶくろさん」
ずたぶくろの中で生まれた双子。
前世に、次生まれる時はたったひとつの身体になって
生まれようと誓って死んだ恋人たち。
首が長いのでよく絡まり喧嘩をする。
eerie-eery Exhibition「桃源の実験室 アストマルシカの記録」
2015年10月16日(金)〜11月29日(日)
愛知県名古屋市中区大須二丁目14番地3号 エビスビル2F
※地下鉄鶴舞線 大須観音駅 1.2番出口より徒歩5分
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