Sipka(シプカ)は「すべてのものには物語がある」をコンセプトに
身につける人が物語を感じるような アクセサリーをセレクトしたショップです。
作家が作品に込めた想いは ギャラリーのような店内で丁寧に紐解かれ、
手に取った人が自由な発想で装う事で 「物語」となり循環してゆきます。
作り手が託した幾つもの物語とともに、不思議なアクセサリーとの出会いがあなたを待っています。

 eerie-eery『ネルテとミネンテ』



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『ネルテとミネンテ』


ネルテとミネンテは生れつき胸が繋がった癒合双体の双子で心臓が一つしかなかった。


しかし頭はきちんと二つあるので、二人は一つの体でありながら二人分の考えを持っていた。




「もし体が二人になれたら抱きしめられるのに」




ネルテとミネンテはお互いをとても大切に思っていた。


二人は生まれながらにして恋人であった。


ネルテとミネンテはそれぞれの考えを持っているので、やりたいこともそれぞれだった。




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ネルテは西の街へ行きピアノ弾きになりたかった。


ミネンテは東の街へ行き絵描きになりたかった。


それも二人は分かっていた。




このままではお互いを殺してしまう。


ある時二人は二人の心臓を守る為に心臓から離れることにした。




「あなたのことがとてもたいせつだから」




ネルテとミネンテは心臓を無くした。


二人の小さな体はばらばらになった。





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「こんなにも大切なのに。どうしてこんなふうに生まれてきてしまったのだろう」



意識が泡に溶けていく中で二人は嘆いた。


しかしネルテとミネンテはこの体のお陰で二人にしか感じ得られないものがあったこともきちんと気付いていた。



「とてもたいせつだから」



きっと誰のものでもない二人の心を守る為には、たった一つのこの小さな入れ物でなければいけなかったのだ。


ネルテとミネンテは二人の心を永遠に守ったのだ。



二人の体は二つに別れ、二人の一つの心臓は天国の様な真っ白で清らかな所へ預けられた。


初めて本当の二人になった時、それを確認できる心を彼等は持っていなかった。





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二人は顔を寄せ合い眠りについていた。


その二人の体を神様が優しく抱きしめて持ち帰った。


二人の体は命の原料となる石の採れる鉱山になった。












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eerie-eery Exhibition 「追憶と眠りの国 ~眠りの為の回顧展~ 」

 

2014年6月5日(木)~7月21日(月)

 

愛知県名古屋市中区大須二丁目14番地3号 エビスビル2F

 

※地下鉄大須観音駅 1.2番出口より徒歩5分

 

 

 

 

 

 


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