Sipka(シプカ)は「すべてのものには物語がある」をコンセプトに
身につける人が物語を感じるような アクセサリーをセレクトしたショップです。
作家が作品に込めた想いは ギャラリーのような店内で丁寧に紐解かれ、
手に取った人が自由な発想で装う事で 「物語」となり循環してゆきます。
作り手が託した幾つもの物語とともに、不思議なアクセサリーとの出会いがあなたを待っています。

 「記憶の残骸物を照らす月たち」



マンタム,個展,オブジェ,記憶の残骸物とそれを照らす為の月





マンタム個展「記憶の残骸物とそれを照らす為の月」も明日1日を残すのみとなりました。


動物の骨格、剥製などの有機物と様々な古物を組み合わせて


生みだされる錬金術的なマンタムの作品たち。


展示スペースで静かに佇む 記憶の残骸物たちは、


その在りし日の生命の残滓を光に変えて、月のように幻想的な灯りを灯します。


今回は展示中のマンタム作品の中でも人気の高い


照明タイプの作品を紹介します。






 
マンタム,頭蓋結合体,オブジェ,照明






2頭の豚の頭骨が合わさった "頭蓋結合体" 。


人の言葉を解し高い知能を持つ突然変異身体の豚。


やがて自らの身体を光に変え、鏡の中に出入りする能力を得た豚を


錬金術師が退治し、その頭骨で作ったランプ。






マンタム,月灯,照明,オブジェ






オウム貝を用いた照明型作品「月灯」。


「月が不吉なものとされている文化の中で


窓の無い部屋の中で月を見ずに育てられた巫女の為に、


月の代わりに作られた灯火器」


乳白色のオウム貝の中から、ほの明るく照らされる灯りが月をイメージさせるランプです。






マンタム,貝殻,透過する溶け残された貝の残骸による照明器具,ランプ






ランプシェード部に、美しい光彩を放つアバロンの貝殻を用い、


暖かな灯りを灯す「透過する溶け残された貝の残骸による照明器具」。


美しい曲線を描くランプの足の先端には鳥の足が付けられています。








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マンタム「処刑機械」




椅子型のオブジェ作品「処刑機械」。


椅子の背にあたる部分には骨が付けられ、頭骨は内部から発光します。


フランツ・カフカの短編小説「流刑地にて」に登場する拷問機械から


インスピレーションを得て制作された作品であり、


劇中ではベッドの形をした機械はマンタム独自の解釈により


椅子の形を取って具現化されています。








マンタム,残骸の中の在るべき怪物,蓄音機



 

 
マンタム「残骸の中のあるべき怪物」


マネキンの頭部と様々な古物を組み合わせた「残骸の中のあるべき怪物」。


怪物の名に相応しく、人のシルエットを大きく逸脱した異形のオブジェとなっています。


ボディにあたる部分は蓄音機になっており、頭部から突き出したスピーカーから音楽を奏でます。









マンタム,残骸の中の在るべき怪物,蓄音機




「 怪物 」



私が路地に隠れていると いつものように彼が現れます。


彼は事故で体の多くを失い機械に残った体を埋め込んで生きているので


見た目はまるで大きなクレーン車の残骸のようです。


その錆びた大きな体をきしませながら 彼は私を探しているのです。




彼はいつも決まった時間にここを通り私はいつもこの時間にここにいるのです。


彼はそのことを知っているのでいつもここで私を探します。


それで私はいつも見つからないように小さくなって


排水溝のなかや下水溝等に隠れているのですが


今日は一旦はやり過ごしたと思って通りに出た所を彼に捕まってしまいました。




彼だと思っていたのは調子が悪くてオイルをまき散らしながら走っている大きな廃水処理車だったのです。


バンパーが外れかけてガタガタいう音が彼が錆びた足を引きずるように歩く音と勘違いしてしまったのです。




彼の4つあるそれぞれ違った腕の一番小さな(機械油と蒸気で黒い粘土のように固まった)触手に摘まれて


眼下には道路とこすれながら火花を散らす彼の足が見えています。





マンタム,残骸の中の在るべき怪物,蓄音機





それからしばらく多分30分くらいして街の一番外れにある


少し枯れた蔦が外壁にはり付いている製糸工場のあたりで


彼はようやく動きを止めると私を彼の口らしきところに押し込みました。


口の中とは言っても所詮は継ぎ接ぎだらけの機械なものですから


中から傷んだレンガの壁がみえて枯れた蔦に絡まるようにして死んでいる鳥の死骸まで良く見えるのです。




でも その継ぎ接ぎだらけ機械のなかから


無数の小さな細く尖った刃や錐のようなものが出て来て私を解体していきます。


私は体のあちこちから少しづつ切り離されて機械に飲み込まれていきました。


そうやってすっかり日が落ちた頃 私は彼の頭部に埋め込まれていて


彼そのものになっていたのです。





マンタム,残骸の中の在るべき怪物,蓄音機




さて これから どこへ行こうかと考えるのですが


それよりこの格好が気になってしょうがありません。


どこへ行こうがなにをしようがかくしようも無いしそのうえ音はひと際うるさいんです。


これじゃ どこへ行っても気に入られないんだろうな と不安になるのです。


それで せめて 歌でも唄えればと今はそう考えているのです。















マンタム,個展,名古屋,大須





マンタム個展「記憶の残骸物とそれを照らす為の月」


2014年2月5日(水)~3月16日(日)


愛知県名古屋市中区大須二丁目14番地3号 エビスビル2F


※地下鉄大須観音駅 1.2番出口より徒歩5分












 

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