Sipka(シプカ)は「すべてのものには物語がある」をコンセプトに
身につける人が物語を感じるような アクセサリーをセレクトしたショップです。
作家が作品に込めた想いは ギャラリーのような店内で丁寧に紐解かれ、
手に取った人が自由な発想で装う事で 「物語」となり循環してゆきます。
作り手が託した幾つもの物語とともに、不思議なアクセサリーとの出会いがあなたを待っています。

 植田明志「砂場の宝石」



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「記憶」を媒体とした空間造形から、


ある種のノスタルジーを感じさせる世界を表現する造形作家 植田明志。


無音のような静けさと、理想的な深層心理の核心を探求する、


その作品世界は見る者の心に深い余韻を残します。




今回は現在開催中の植田明志プチ個展 "シプフェス"で展示・販売中の立体作品


「砂場の宝石」シリーズを紹介致します。





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共通のストーリーを持つ「砂場の宝石」シリーズは、3つの小作品からなる連作。


絵本の中から抜け出てきたような可愛らしいデザインと


誰もが持つ幼い頃への憧憬を想わせる物語が相俟って


植田明志の新たな一面を感じさせる作品郡となっています。


またそれぞれの作品は台座から吊るす仕様になっており


お部屋にも飾って頂き易い小作品に仕上がっています。





植田明志,理科室の遠い惑星,オブジェ,彫刻






「砂場の宝石」シリーズは従来の石粉粘土をベースに


ラインストーンや金属等の異素材を取り入れた意欲作。


写真の「理科室の遠い惑星」は尻尾の部分に本物の貝殻を用い、取り外しが可能です。





植田明志,金魚達の深海,オブジェ,彫刻





三日月のような頭部に古代遺跡の石版のような尻尾を持つ作品「金魚達の深海」


尻尾の部分は360度回転するギミックが仕込まれています。


"砂場から掘り起こされた子供のオモチャ" をイメージした「砂場の宝石」シリーズは


見る者を子供時代にタイムスリップさせるような不思議な魅力に満ち溢れています。













「砂場の宝石」



公園の砂場の魔法を、もうほとんどの人が知らないのです。


カラフルに塗装された鉄のブランコは、


羽化する残暑の蝉のようにぺりぺりと塗装が剥がれていました。


世界の終わりのような炎がブランコを照らす頃、


長くなったブランコの影は砂場へと想いを馳せます。





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その影はもう影でなくなったかのように儚げでした。


長い影がさらにさらに長くなり砂場を通りすぎると、


世界がトワイライトを惜しみながら深い青になっていきます。


すると、砂場の住人の声がしました。


砂場の住人たちは、子供達の去る声を聞きながら、砂の中で眠っています。


砂場の住人たちは、子供達の会話を思い出しています。


そして、砂場に作られた公園のちっぽけなお城の執事になったりしました。






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あの子はねえ、ここが宝部屋と言っていたよ。


あの子がね、ここが宝部屋だって。


ここに置いてある石は、机だって言ってたねえ。


そっちの穴は実験室だとも言っていたよ。


明日また来るんだって。


この城の周りにバケツで目一杯水を撒くんだって。


それじゃあここは、海になるよねえ。






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そしたらね、その海はね、明日また夜になった時には、


お月様やお星様なんかをいっぱい水面に映すんだ。


きっととても深く見える。深海になるよねえ。


そしたらね、明日はね、僕ら、宇宙と一緒になるよね。


翡翠色になった空は、朝日を寂しそうに迎えました。









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