星投げるコアリクイと星拾いのバク、夜空を見上げるアザラシ
木と金属など異素材を組み合わせ、ユーモラスな動物アクセサリーを
制作するアクセサリー作家「馴鹿 Jun-Roku」。
既存のパーツは使用せず、木材や金属からひとつひとつ制作。
表情豊かで個性的な動物たちを作り出します。
「太陽と月と風の島」はいつもはどこかに隠れて見えない島ですが
何年かに一度、ふわりと顔を出す不思議の島。
そこには沢山のイキモノたちがひっそりと棲んでいます。
夜空に星を演出する黒猫の周りにいる動物たち。
黒猫の友達のミナミコアリクイは、闇に星を貼り付けるお手伝いをします。
でもちょっとおふざけをして、星をフリスビーのように飛ばしたり、星をつなげて流れ星を作ったり。
時々、黒猫に怒られるのです。
丘の上から星を放り投げようとしているコアリクイ。
「今日は何処をめがけて投げようかしら?」
ちょっと思案中のミナミコアリクイなのです。
この島のバクは夢よりも星が好物です。
疲れて落ちた星や、ミナミコアリクイが投げ損じた星を拾い集め
ハチミツに漬けて食べるのです。
今夜も列を作って星を集めて歩いていますね。
アザラシは夜の水泳が大好き。
特に夜の海に写った星を追いかけるのに夢中です。
波と共にゆらゆらと揺れる星。
海から首をニュッと突き出し、狙いを定めては追いかけっこ。
一晩中くり返すのです。
海の中から覗かせた顔の周りには波紋がゆらゆらと広がります。
大好きな星を眺めていますね。
この後は水面に映る星に狙いを定めては追いかけっこ。
水中で星と追いかけっこした後は、近くの岩場でちょっと休憩。
そんなときも大好きな星をジッと見上げるアザラシたち。
それぞれのヒレ付き襟巻きにも星の模様をあしらうくらい大好きなのです。

馴鹿 Exhibition 「太陽と月と風の島」
2013年10月2日(水)〜12月1日(日)
愛知県名古屋市中区大須二丁目14番地3号 エビスビル2F
※地下鉄大須観音駅 1.2番出口より徒歩5分
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