ホアシユウスケ「強制横スクロール」
「強制横スクロール」
テレビゲームなどで見られる 画面が自動的に横に進んで行く為、
それに合わせてキャラクターを進ませないとゲームオーバーになってしまうという現象
花と動物をモチーフにアクセサリーを制作する作家・ホアシユウスケの新作は
強制横スクロールをテーマにしたユニークなリングです。
ホアシユウスケが以前より構想を温めていた「強制横スクロール」。
一生懸命、壁を押している5匹の猫と、白熊がデザインされた2連のリングとなって発表されました。
"時間" という平面的で、またどこか流動的なもの。
色んな事がどんどん進んでも、あなたの大切な今をずっと。場所は違っても同じ今に。
色々、状況は変わっても、ちゃんと同じ場所に立っていられる ~
そんなメッセージが込められたアクセサリーです。
猫は上をむいてリングをしている人に助けを求めています。
またそのうちの1匹の猫だけ振り返って先を見ています。
大切なものは時間がたっても大丈夫って気付いたのかもしれません。
そして時間を進めている張本人の白熊。
白熊は ”北極にいて、地球をくるくる回している象徴” としての存在です。
今、この瞬間を生きている猫、そして時間の概念を司る白熊という
対になるモチーフが合わさったユニークなアクセサリーとなっています。
「強制横スクロール」
今が楽しくて、幸せで、何も変わって欲しくなくて。
ずっとこれが続けばいいのに
ずっとここにいれたらいいのに
ずっとこのままだったらいのに。
でも時間は強制横スクロール。
前に進まないと画面の左端は迫ってくる。どんなに望もうと、どんなに振り返ろうと
とまんないよ時間は。
周りの景色も、自分の見てる景色も、人の気持ちも、どんどん進んでいく。
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