錬金術師の為の装飾品
マンタム個展「錬金術師の遠望」も残すところあと僅かとなりましたが
作家・マンタムから『錬金術師の為の装飾品』と
名付けられた作品たちが届きました。
動物の死骸~剥製や骨格、様々な骨董を用いて作られるマンタムの装飾品たち、
アクセサリーにおいても唯一無二の個性が感じられる
身に着けるアート作品と呼ぶべき装飾品ばかりです。
庭園水晶とも呼ばれるガーデンクォーツを中央に配したネックレス。
水晶の中に広がる景色が神秘的です。
特徴的な形状のイリジウム製パーツにも個性が感じられます。
アルマジロの頭部を用いたインパクト抜群のネックレス。
生物の死骸と金属が合わさった、不思議な存在感のある作品です。
死骸や古物など、役目という業から逃れた「がらんどう」なものたち
それらを用いて身につける装飾品へと仕上げる行為は、身を飾る為のものだけではなく、
太古の呪具やお守りなどに通ずる原始的な衝動を感じさせます。
「新たな文化の新陳代謝には死が必要」
とマンタムは語ります。
マンタムの作品群が内包する「死」のイメージ。
装飾品においても例外無く、その匂いは色濃く感じられますが
身につけるという行為によって新たな存在へと昇華されていくのかもしれません。
マンタム個展「錬金術師の遠望」は9月28日(水)までとなります。
まだご覧になられていない方はお見逃し無く。
明日23日(金・祝)は作家マンタムが在店します。
作品の解説など直接作家から話が聞ける貴重な機会です。
お時間ございましたら是非お立ち寄り下さい。
マンタム個展 「 錬金術師の遠望 」
2011年9月2日(金)~9月28日(水)
12:00~21:00 火曜定休
※最終日は20時までの営業となります。
Sipka 愛知県名古屋市中区大須二丁目14番地3号エビスビル2F
※大須観音駅1,2番出口より東に徒歩5分
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