ojo × Papaversomniferum co-Exhibition 「 保存と再生 ” Capturing and Remaining” 」
2012年1月5日(木)~2月20日(月)
すべてのモノは永遠に同じ姿を保ち続けることはできない。
すべてのモノは一度死んでしまったら蘇ることはできない。
幼い子供ですら、ぼんやりと、
それでいて心の底の底からわかりきっているモノゴトの在り方。
ojo(オジョ) × Papaver somniferum(パパヴェルソムニフェルム)
彼らの作品は、そんな摩滅と衰亡の裡より、ひそやかに、そして雄弁に語り始める。
スペイン語で目を意味する「ojo」
凝視、正視、邪視、窃視、透視……視ることが生み出す宇宙。
視線に触れて、モノたちは、変容する。延命する。再生する。
ありふれた日用品、
かえりみられることのない廃棄物たちが「ojo」の眼差しによって新しい命を得る。
Papaver somniferum(パパヴェルソムニフェルム)=ケシの花。
毒にも薬にもなるその成分は、ゆっくりとあなたを指先から痺れさせるだろう。
それは、時のアイスキューブに封入されたジュエリーであり、
経口投与できるタイムカプセルだ。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
時と時の狭間を切り取り、保存……そして再生へと導く。
ほころび、色褪せ、失われる運命のモノたちがひっそりと息づくジュエリーコレクション。
ご来観、心よりお待ちしています。