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植田明志 Exhibition「惑星少年」フライヤー

植田明志 Exhibition「惑星少年」

2013年3月1日(金)〜4月21日(日)

『憧憬と遠望 — 見上げるモノたち』

植田明志の作品たちは例外なく見上げている。たとえ上を向いていなくても。

星や銀河だけでなく、路傍の石ころや花、つまり普段なら見下ろす対象であっても、

そこに憧憬が込められているのなら、それは「見上げる」という行為なのかもしれません。

憧憬と遠望。それをキーワードとして植田明志の作品を読み解いてみるなら。

— 憧憬。

それはあまりに遠すぎて視線の届かない何かに対する思いなしであり、そこに達するためには視覚や聴覚は役に立たない。

ある「手触り」とでもいった感覚が頼りとなります。

魂の底から遠い何かを望むその時、わたしたちは眼を閉じるべきなのです。

そして原生林の蔓のような、あるいは星々を繋ぐ眩い光のケーブルのような自分だけの「触手」を伸ばして、そこにアクセスしようとするのです。

—それが遠望。

あるいはすべてが誇大妄想であり、儚い幻影なのかもしれません。

しかし、そんな夢を見、遠くを思い焦がれるこの衝動のほかにわたしたちには何が残されているのか?

作品たちはそんなふうに静かにそして決然と問いかけてくるようです。

彼の作品が古代的なのかはたまた未来的なのか、それは瑣末なこと。

なぜなら、いまこの地点からあまりに遠く離れたあの場所では「時間」というよく馴染んだ縛めですら、ゆるく解けかかってしまっているのですから。

彼の憧憬と遠望の旅程をたどってみようではありませんか。

きっと帰り道が不安になるくらいには、あなたも遠いどこかへと泳ぎ出ることができるはずです。

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